-Yokogushist-
 
 
縦割りになった部門や組織、会社の壁を超えて、情報流通を活性化し、
課題を共有したり、ヒト・モノ・カネを結びつけ、
連携・協働をプロデュースし、
イノベーション創出のハブになる存在のことです。
 
イノベーションは、
「イノベーションの父」と呼ばれる経済学者のシュンペーターが唱えた
「New Combination（新結合）」、
すなわち、「知と知の新たな組み合わせ」
から生まれるとされています。
そのため、イノベーションを起こすのには、新たな知を「探索」し、
それを既知のものと組み合わせて「深化」させ、
継続的なビジネスとしていく
「両利きの経営」
が重要と言われているのです。
 
ところが、短期的な成果を求められがちな企業の中では、
経験則がものをいう既存事業の「深化」に軸足が置かれがちです。
そこで、「探索」の機能をより強化する必要があります。
その「探索」を担う存在として、近年重要視されているのが、
ハーバード・ビジネススクールの経営学のタッシュマン教授が
1977年に発表した論文で広まった概念、
多様な価値観を受け入れながら、
組織や部門の
「境界を超え、連結する人」＝「バウンダリー・スパナー（Boundary Spanner）」です。
 
 
日本でも、似たような概念として、
「横串を通す」という言い方がされることから、よりわかりやすく、
 
「横串を通す人」＝「ヨコグシスト」
 
と呼ぶことを思いつき、商標登録をしました。
 
 
これまで、NTTグループにおいて20年超、社内起業家として、
さまざま境界を連結し、触媒として、
化学変化を起こしながら、新規事業創出に携わって参りました。

また、現在は、複数の上場会社の社外取締役として、
DX（デジタル・トランスフォーメーション）、
BX（ビジネス・トランスフォーメーション ）、
CX（コーポレート・トランスフォーメーション）により、
イノベーション創出のサポートに取り組んでいます。
 
そのような経験を活かし、
縦割り化したあらゆる組織/会社/業界/世代にヨコグシを通す事業プロデューサー、
イノベーションアクセラレーターとして、
多様性のある、しなやかな社会の実現に貢献すると共に、
ヨコグシストとして活動する人々の連携をめざします。